古いAutoCADで液タブを使ってみた

AutoCAD 2014で液タブ(XP-PEN)を使ってみた不具合のレポートです!
バージョンが相当古いので、あまり参考にはならないかと思いますがご了承ください。
なお、XP-PENの設定方法などをYouTube動画にしていますので、こちらもご覧下さい
→リンク先はコチラ

先日 XP-PEN Artist12 2nd を購入したら
以前に使用していたペンタブとは違い直接
画面に描けて直感的に操作が出来るので
AutoCADでも使おうと思ったのですが操作
を開始すると、いきなり画像の様に
「強制終了」してしまいました!
結論から言うと、XP-PENのドライバーが
影響していて、デバイスを無効にすれば
AutoCADは正常に動作したのですが、共存
させて使用する事は出来ませんでした・・

【やってみた事】
① AutoCADの再インストール
② XP-PENドライバのバージョンを変更する
③ グラフィックスに起因する現象を回避する
④ タブレット設定をオフにする
⑤ WinTab32.dllのフォルダを変更してみる

まず、①と②を実施しました、これで解決
してくれると期待しましたがダメでした
→ 久しぶりのAutoCADのインストール画面
です、

続いてXP-PENのドライバのバージョンを
下げたら解消しないかと淡い期待をして
みましたが、これもダメでした

ここでXP-PENのドライバをアンインストールした状態でAutoCADを操作してみると正常
動作しましたので、XP-PENのドライバが干渉している事は間違いありません
AutoCADを使う時にはこのドライバをアンストする運用では、流石に手間が掛かり過ぎ
ます、AUTODESKの記事に「AutoCAD の操作中にハングアップや強制終了する」があり、
グラフィックスに起因する現象かと考えました(↑リンク貼ってあります)

③ グラフィックスに起因する現象なら
ハードウェアアクセラレーションを無効に
すればと考え「GRAPHICSCONFIG」コマンド
からハードウェアの設定の☑をを外して
再度チャレンジしましたが・・
結果は同じくダメでした
「参考記事はコチラ」

④ タブレット設定をオフにする
AutoCADで液タブを使用する事は考えず
タブレットモードをオフにしてみました「TABLETTOOLBAR」コマンドから「0」に
切り替えますが、これもダメでした××「参考記事はコチラ」

何か方法が無いかと探していたら「複数のペンタブを共存させる」と言う記事があり
(記事はこちら)ここに書かれている「WinTab32.dll」が何らかの影響を及ぼしている
のではと考えパソコン内を検索してみたら同名のファイルが3カ所にありました
ちなみに WinTab32.dllの解説はこちらで詳しく紹介されていました →リンク先

⑤ WinTab32.dllのフォルダを変更
上の記事によると、実行ファイルがある
フォルダにこのWinTab32.dllを置けば
良いのではと考えましたが、検索結果
ではXPPenのフォルダにもこのファイル
が既に存在しているので「System32」と
「SysWOW64」フォルダのWinTab32.dll
を削除してみたところ

AutoCADでは先程のように強制終了してしまい、液タブではペンが反応しません
この結果WinTab32.dllが原因を及ぼしていると考えて間違いないと思われるのですが
残念ながら、古いバージョンのAutoCADではメーカーさんのサポートも受けられず
自作する程のスキルも無いので、共存は断念します、申し訳ありません
ちなみにAUTODESKにも「WinTab」の記載がありましたのでリンクを貼っておきます
    「AutoCAD で使用するディジタイザをインストールする」

【 アンインストールせずに運用するには 】

AutoCADを使うたびにXP-PENのデバイス
ドライバをアンインストールしないで
運用するには一時的にXP-PENのドライバを
無効にすればいいです
「スタート」を右クリックから
「デバイスマネージャー」を表示させ
ヒューマンインターフェイスデバイスの
下の方にある「XP-Pen Tablet」を探して
右クリック→「デバイスを無効にする」
をクリック、その後再起動する必要が
ありますが、この時USBケーブルを
抜いておかないと表示上は無効になって
いても挙動が変わらないので注意
が必要
です!

液タブを使用する場合は再びデバイス
マネージャーから今度は
「デバイスを有効にする」を選択すれば
液タブが使用出来る様になります
この場合はメッセージが表示されませんが
やはり再起動が必要です!

【 最後に 】
古いバージョンのAutoCADではこの様な結果でしたが、最近のバージョンでは大丈夫
なんでしょうね、色々と調べてみましたが、それらしい記事には辿り着きませんでした
個人的な話ですが・幸いにして現在のお取引先様ではAutoCAD2014環境
でも不都合はありませんが、今年の秋にはWindows10もサポート終了を迎えてしまう為
その時に更新するかも知れません
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!

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